鴨川シーワールド(2021年3月30日)
先日シャチに会いに名古屋港水族館へ行ってきたのですが、それだけでは満足することができなくなり、ついにシャチのショーを見に鴨川シーワールドへ行くことを決意をしました。
鴨川シーワールドがあるのは千葉県の鴨川市。千葉県と言えば東京の隣と言うことで比較的近くにあるようなイメージを持っていたのですが、鴨川市は千葉の中でも南の方にあるため、交通は若干不便でした。
JRの東京駅から鴨川シーワールド最寄りの安房鴨川駅までおよそ3時間近くかかりました。お金も結構かかりましたし、多分本当は東京駅からバスに乗っていくのが正解です。事前調査が如何に大切かと言うことがよくわかりました。
さて、そんなこんなで鴨川シーワールドの最寄り駅であるJR安房鴨川駅に到着。
駅からは無料の送迎バスが出ているので、鴨川シーワールドまではすぐに着きます。
バスの後ろに描かれているのは笑顔が人気のアシカさん。「スマイル一家」の一員としてアシカのショーにも出演しています。
さて、そうしてバスに揺られること約5分、ついに念願の鴨川シーワールドへと到着しました。
鴨川シーワールドは海に面しているため、雄大な景色を眺めることができます。
こちらは入口すぐの所にいたウミガメ。
水槽の奥では源泉掛け流しの温泉のように水が流れており、ウミガメが外に落ちてしまわないかと少し心配になりました。
さて、少し寄り道をしてしまいましたが、今回のメインはシャチのショーです。
早速会場であるオーシャンスタジアムへと足を運びます。
鴨川シーワールドには2021年現在で合計4頭のシャチがいます。
名古屋港にいるステラの娘のラビー、ララ、ラン、そしてラビーの娘であるルーナです。
ショー開始の時間が近付いてくると売り子さんがやってきます。ポップコーンにチュロス……。
普段は見向きもしない癖にこういう場で売っているのを見るとすごく魅力的に映るの不思議。
食べ物の他にも使い捨てのレインコートやタオルの販売もされていました。
そしてスタッフさんによる警告が入ります。
「どこの席に座っていても濡れてしまう恐れがありますので、ご注意下さい」と。
この時私は「シャチのジャンプなら名古屋港でも見たし、そんな酷いことにはならないだろう」と高を括ってプール中央の前から7列目くらいの場所におりました。
……結論から言いますと、ずぶ濡れになりました。鴨川シーワールドのシャチたちのパワーを完全に舐めてました。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、いよいよシャチパフォーマンスの始まりです。
迫力あるBGMと共に1頭のシャチがジャンプ!と思ったらもう1頭も続けてジャンプ!!
水飛沫が上がると同時に観客席からは歓声が上がります。
合計4頭もいるためか、それぞれのシャチが絶え間なく演技を続けてくれます。
体重数トンにも及ぶシャチにとって人間の一人や二人乗せるなど容易いこと。
宙返りからの尾ビレでボールをキック。
ボールが弾け飛ぶかと思いました。
人間を持ち上げてジャンプするシャチもすごいけど、トレーナーさんのバランスもすごい。
そして問題のこの技。
シャチが横を向いて泳ぎ、トレーナーさんの指示で尾ビレを大きく振って観客席の方へと水を飛ばします。
お客さんに水をかけるためにあるとしか言えないような技。なるほど、これは確かにどこに座っていても濡れますね。基本ジャンプするだけだと思っていたらこんな技もあっただなんて……。完全に油断していました。カメラ含めて私も、そして横に置いていたカバンも、びしょびしょになってしまいました。
皆さんも鴨川シーワールドでシャチのパフォーマンスをご覧になる際はお気を付けて。
続いてシャチとトレーナーによる息の合った大ジャンプ。
そして最後は陸に上がってポーズを決めてフィニッシュ。と思いきやプールの真ん中付近で別のシャチがスピンジャンプ!
見事なラストを飾ってくれました。
と言ったところでシャチパフォーマンスは終了。
この後はシャチとトレーナーさんとのやり取りが見られます。
トレーナーさんのシャチ愛が伝わってくる素晴らしい時間。同時にシャチの方もトレーナーさんのことを信頼していることがよく分かります。見ているこちらも心が温まるようでした。
こちらはすっかり濡れてしまった私の旅のお供です。
でも、これだけ濡れても不快な気持ちは全くなく、むしろ爽快感さえ与えられるシャチはすごいと思う。
今度は水族館に隣接している鴨川シーワールドホテルを予約して、万全を期して最前列に座って思う存分水浴びをしたいなと思います。
改めまして、素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。
さて、場面変わりましてこちらはアシカパフォーマンスの会場、ロッキースタジアム。
こちらのパフォーマンスではアシカの「スマイル一家」の日常風景をコミカルに描いた劇を楽しむことができます。
笑いを取りながらもアッと驚くような技を見せてくれるので、最後まで飽きることなく楽しむことができました。
こちらはロッキースタジアムすぐ近くにあるイルカの海。
ここではイルカの餌やりの様子を見ることができます。
時おりイルカが華麗なジャンプを見せるので、あまり近付きすぎると水飛沫で濡れてしまうことがあります。
そしてそのすぐ後ろにあるのが、ペンギンの海です。ここにはフンボルトペンギンがいました。
あまり泳いでいる子はいなかったです。
ご飯の時間になるともう少し活発になるのかな。
さて、次に向かうのはベルーガパフォーマンス会場、マリンシアターです。
道中、こんな自動販売機を発見しました。
こういうの見るの好き。
さて、自販機を通り越してベルーガのいるマリンシアターに到着しました。
現在ベルーガを飼育している水族館は日本に4箇所しかないのですが、その中でもここ鴨川シーワールドには、人の声を真似するという特殊技能を持ったベルーガがいることで有名です。
待つこと数分、解説のお姉さんがきてベルーガパフォーマンスが始まります。
ダイバーさんとベルーガによるコミュニケーション。
ベルーガの頭にはメロンと呼ばれる脂肪組織があり、ぷるぷるしています。
こちらは目隠しをした状態で2つのフープをくぐる芸。
クジラは音波で周囲の状況を把握する事ができるので、例え周囲が真っ暗の状況であっても壁にぶつかるようなことは殆どありません。
このあとベルーガのナックによる声真似パフォーマンスを見たところで、ベルーガパフォーマンスは終了しました。
ベルーガの持つ様々な技能を目の当たりにすることができ、とても良い経験ができました。
さて、と言ったところで小休止をかねて鴨川シーワールドの館内施設を観覧します。
館内はざっとこんな感じ……。
正直、私は水族館マニアでも何でもないので「○○の水族館は○○がすごかった」等のコメントをするのは苦手です。
人が少なかったので、ゆっくり回ることができました。
あと、ジェンツーペンギンが可愛かったです。
さて、場面変わりまして、こちらはサーフスタジアム。
ここではイルカパフォーマンスを見ることができます。
鴨川シーワールドのイルカパフォーマンスでは、カマイルカとバンドウイルカによる種の壁を越えたコンビネーションを見ることができます。
ショーが終わったあとは、トレーナーさんとイルカによるコミュニケーションタイムとなります。
こちらは楽しそうにおもちゃで遊ぶイルカ。
……さて、と言ったところで閉館の時間が近付いてきました。
このまま鴨川シーワールドホテルに泊まって翌日もシーワールドで遊ぶことができれば良かったのですが……、今日は日帰りなので、非常に名残惜しいですがこのまま帰ることにします。
ありがとうございました……!
こちらは無料送迎バスの右側。
左側には海の仲間達がたくさんプリントされていましたが、右側はシャチが独占していたんですね。流石、鴨川シーワールド送迎バス。
そして夜……。
夜行バスに乗って東京から大阪へと向かいます。
かなり慌ただしい弾丸ツアーとなりましたが、十二分に楽しむことができました。
目の前で見たシャチショーの衝撃は生涯忘れることのない思い出になりそうです。
また機会があれば訪れてみたいものです。
以上で終わります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!